マンションは半永久的な寿命を持つ居住者全員の共有財産

最近では中性化したコンクリートを元に戻すといった技術開発が行われるとともに、前述のように計画修繕によって寿命は大きく延びているのが現状です。また、建て替えにはさまざまな困難がつきまとうことを考えると、やはり、欧米のマンション居住者のように「マンションは半永久的な寿命を持つ居住者全員の共有財産」との認識で、-日でも長く住めるように普段のメンテナンスを心がけていきたいものですね。建物がいかに堅牢にできていても、その内部を通っている給排水管が傷んでいたのではとても住めたものではありません。人体にたとえると鉄筋コンクリートが骨格や筋肉に当たるのに対して、給排水管は血管や気管などの循環器系統に相当するといえるでしょう。“おいしい水”を運ぶ給排水管の寿命を考えてみましょう。■給排水管はどのように朽ちるか給排水管の材質はいろいろあります。鉄管やステンレス管、銅管などのことです。なかでも鉄管が広く普及しています。鉄管はそのまま使うとさびやすいので、表面を加工して直接水に触れないようにするのが極めて一般的です。’70年代の半ばごろまでは表面を亜鉛メッキによって加工した鋼管が多かったですが、いまは塩化ビニールで覆う硬質塩化ビニールライニング鋼管(塩ビ管)が使用されるようになってきています。

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